ポカポカ

五月晴れのこの日、ぼくはネコ娘と一緒にゲゲゲの森のはずれにある広々とした原っぱに来ていた。

 

別に用があるわけではなく、単に天気がいいのでネコ娘が持ってきたお弁当を外で食べようということになっただけだった。

 

しかしながら五月の風は軽く爽やかで、こういうのも悪くない。

 

遅咲きのれんげが咲く中で腰をおろす。

 

ネコ娘の手作りのお弁当は美味しくて、ぼくたちは他愛のないおしゃべりをしながらゆるやかに時が過ぎていくのを楽しんだ。

 

食べ終わってしばらくすると陽気のせいか、ぼくよりも先にネコ娘の方がうとうとし始めた。

 

「ちょっと眠くなってきちゃった」

「お昼寝しようか。ぼくも眠いし」

 

並んで寝転ぶと、ネコ娘の寝息が規則正しく聞こえ始めた。

ここ最近ずっとバイトだって言ってたから、疲れもあるのだろう。

こんな時くらいゆっくり休むといいよ。

 

ぼくはネコ娘を起こさないように、彼女の手に少しだけ触れてみた。

 

あたたかくてやわらかで、なんとも言えない気持ちになる。

 

この上ない心地よさの中で、ぼくもしばしの眠りについた。

 

 

 

火野さんに頂きました!

相互記念のイラストとssです!!(*´∀`人)

「仲良くお昼寝」というリクエストをさせていただいたんですが、

ホントにほのぼのする、ステキな作品です!!

やっぱり背景、スゴイなぁ・・・・。

5月の爽やかさが伝わってきますよね(*´∀`人)

火野さん、本当にありがとうございました!

大事にします~♪

 

 

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