「寒~~い。」
2月も半ば、東京でも雪が舞う今年はいつもより一段と冷える。
陽のあるうちならいざしらず、夜ともなれば極寒だ。
寒さに弱い猫族であるネコ娘は、冷たい空気に鼻先を赤くしながら家路を辿っていた。
手土産に持っているおでんが冷めないようにできるだけ急ぐ。
「ふふっ、鬼太郎とおやじさん、喜ぶだろうなぁ。」
二人の喜ぶ顔を想像すれば、寒さも少しだけ緩む気がする。
「鬼太郎~、おやじさ~ん?」
いつものように声を掛けて莚を捲れば、つるべ火の炎は小さく周りを照らすだけ。
そして住人である鬼太郎は、すっかり布団に包まっていた。
「鬼太郎、寝てるの・・・?」
起こしてはいけないと、できるだけ小声でそう聞いてみる。
「・・・・ん、ネコ娘・・・?」
浅い眠りだったのだろうか、小さな声でも目を覚ましたようだった。
「ごめんね、起こしちゃった?」
「いや、大丈夫だよ。」
静かに布団の横まで行き、ネコ娘は腰を下ろす。
「そう・・・。ねぇ、おやじさんは?」
そう言ってちゃぶ台の上の茶碗を見れば、しっかりと伏せられていた。
「あぁ、父さんならお爺のところだよ。
冷えるからね、酒盛りでもしてるんじゃないかな。」
鬼太郎は布団に入ったまま、そう言って眉を下げる。
「そっかぁ、確かに今日は冷えるわよね。
そう思って温かいものを持ってきたんだけど・・・。」
「ホント、今日は一段と寒いね。僕も温かいものが欲しいな。」
「じゃあ、先に食べちゃう?」
そう言っておでんに目をやると、
「うん。」
という短い返事が返ってきた。
が、次の瞬間なぜかネコ娘は布団の中にいた。
「へっ・・・・・?」
頭まで布団に潜っているせいで一瞬どうなっているのかわからなかったが、
夜目の利くネコ娘はすぐに理解した。
「あぁ、やっぱり君はあったかいね・・・。」
鬼太郎の声がややくぐもって。ネコ娘の耳に直接響く。
そう、ネコ娘は鬼太郎に抱きしめられていたのだ。
「・・・・ちょっ!!き・・・!!鬼太郎!!??」
「ん~~?」
突然の出来事に必死にもがくが、強く抱きしめられていて抜け出すことは叶わない。
「やっ、ちょっと、鬼太郎!ど・・・どうしたの!?」
「どう・・・って、君が言ったんじゃないか。
温かいものを持ってきたって。
それに食べていいって。」
「・・・にゃっ!!??そっ、それは!おでんのことよぉ!!」
「おでんもおいしそうだけど、僕は君のほうがいいなぁ。」
「にゃっ!?」
二人が正式に恋人となってからというもの、
鬼太郎はそれまでの素っ気なさが嘘のように、こうしてくっついてくるようになった。
そして二人きりのときは大抵そのまま事を成すことになる。
ネコ娘とて大好きな鬼太郎とそうすることが嫌であるはずはなく、
求められれば嬉しいのだが、恥ずかしいという気持ちはまだまだ抜けそうにない。
「あぁ、君も手足が冷たいね。」
そう言って鬼太郎は、左手でネコ娘の手を包み、左足をネコ娘の足と足の間に割り込ませた。
「あっ・・・・。」
吃驚したのか、ネコ娘はぴくんと体を震わせる。
「ねぇ、知ってる?寒いときは肌を合わせるのが一番暖かいんだって。」
鬼太郎はいつもより少し低い声でそう囁きながら、割り込ませた足を上下に動かす。
「んっ・・・・、そ、それって、人間の話でしょ・・・?」
「でも、僕達にも体温があって、皮膚があるじゃないか。
それに・・・。」
そこまで言って、鬼太郎はネコ娘の顔にスッと顔を近づけた。
「いつも体が熱くなるだろう・・・・?」
そう言った鬼太郎の目は妖しい光を湛えていて、ネコ娘は目が離せない。
「きた・・・・ろぅ・・・・。」
そしてあと少しで唇が触れ合うほどの距離で求めるように名前を呼ぶ。
「ネコ娘・・・・。」
熱い吐息で名を呼ばれ、割り込んだ鬼太郎の膝が下着越しに触れている。
もうネコ娘に抗う力は残されていなかった。
ゆっくりと目を閉じれば唇が重なる。
「んぅ・・・・。」
触れた瞬間にふわっと漂う大好きな匂い。
目を閉じていても鬼太郎とキスしているんだとわかる。
そう思うとネコ娘の下腹部がきゅうんと疼く。
初めはゆっくりとお互いの唇の感触を確かめるような口付け。
だが次第にどちらからともなく互いを激しく求め合いはじめる。
鬼太郎の舌がネコ娘の口内に差し入れられれば、ネコ娘もそれに応じ懸命に舌を絡ませる。
クチュクチュと淫らな水音が布団の中に響き、まるで酒に酔ったように顔が熱くなる。
首の下に入れられた鬼太郎の右手はしっかりとネコ娘を抱きしめ、
左手は背中を優しく撫で回す。
愛おしいという感情がその手つきで感じ取れて、たまらなくなったネコ娘は右腕を鬼太郎の首に回す。
「んふぅ・・・・はぁっ・・・・きたろぉ・・・・。」
舌っ足らずにそう呼ばれれば、鬼太郎の中心が痛いほど反応する。
下着越しにゆっくりと膝を動かせば、ネコ娘から艶声があがる。
「にゃぁぁぁんっ・・・・。」
ネコ娘の感度の良さを知っている鬼太郎は、更なる快感を与えようと焦らしながら攻めていく。
顔を耳元に近づけ、言葉で愛撫する。
その間、膝で花芯を探り、左手でお尻を撫で回す。
「ネコ娘・・・・。」
「っはぁ・・・・んんっ・・・きたろぉ・・・・。」
ただ名前を呼ばれるだけで、ネコ娘の中からは蜜が溢れてしまう。
「・・・はぁっ・・・・ネコ娘ぇ・・・・。」
吐息交じりにそう呼ばれれば蕩けてしまうのではないかと思うくらい全身の力が抜けていく。
「きたろ・・・・きたろぉ・・・・んんっ・・・・好き・・・・好きなのぉ・・・・。」
普段気の強いネコ娘も、こうして抱き合っているときは素直に気持ちをぶつけられた。
鬼太郎とてネコ娘の甘えるような言葉を聞けばひとたまりもない。
すでに熱く硬く反り返った自身がビクビクと打ち震えているのがわかる。
「はっ・・・、ネコ娘・・・・、もっと近くで言ってよ・・・・。」
声だけで達してしまうかもしれない。
それでもいいと思った。
鬼太郎に言われ、ネコ娘は鬼太郎の耳元に唇を近づける。
「・・・きたろぉ・・・好き・・・・大好きぃ・・・・。」
他のどんな誘惑よりも甘い囁きに、鬼太郎は溜まらずネコ娘を抱きしめた。
「ネコ娘ぇっ!!」
「あぁんっ・・・きたろぉ・・・・。」
再び熱く深い口付けを交わす。
そして鬼太郎の左手はワンピースのボタンを外し、そのまま肩から下げていく。
ネコ娘も我慢ができないのか、自ら胸のリボンを解き、ブラウスのボタンを外し始めた。
布団に潜っているため息苦しいが、ネコ娘にとって暗いのは安心できる状況だった。
互いの唇をむさぼるような情熱的な口付け。
しかし手は止まることなく、ブラウスの下から背中を辿り、ブラジャーのホックを外す。
ちょうどそのときブラウスのボタンもすべて外し終わったようだった。
そのままブラウスとブラジャーを腕から抜くと、鬼太郎の左手はすぐに愛らしい膨らみへと伸びる。
横向きなためいつもよりボリュームのある乳房を優しく包み込む。
「んんっ・・・。」
滑々で柔らかく、それでいて弾力のある肌。
痛くないようやわやわと揉み解していく。
「あっあぁぁん・・・・。」
鬼太郎に触れられている。
そう思うだけで自然と声が出てしまう。
しかし、ネコ娘は行為に溺れているだけではなかった。
右手で鬼太郎の学童服のボタンをひとつひとつ外していたのだ。
やがて全部外れると、ネコ娘の下から一旦右腕を抜き、すばやく学童服を脱ぎ去った。
同時に被っていた布団を剥ぐと、目の前には薄暗い部屋の中で大きな瞳を潤ませて、
乳房を露にしたネコ娘の姿。
部屋の薄暗さのせいか、それとも彼女が猫族であるからか、
放たれるその色香に引き寄せられるように、鬼太郎はネコ娘を抱きしめた。
「ネコ娘・・・・っ。」
「きたろぉ・・・・。」
互いの肌がぴたりと重なり合う。
それはとても心地よく、元々は一つだったのではないかと思うほど馴染むものだった。
鬼太郎は体を少しだけ起こし、ネコ娘の顔を見つめた。
「・・・・・。」
「・・・・?きたろ・・・・?」
熱を持った顔はすでに女の色香を漂わせているのに、同時に少女の純粋な表情を見せる。
そんなネコ娘に思わず笑みが零れる。
「きたろぅ・・・?」
「ふふっ、ねぇネコ娘・・・・、僕はどうやら君なしではいられないみたいだ。」
「鬼太郎・・・・・。」
涙が溢れるほど嬉しかった。
なんとか涙を見せまいと、ネコ娘は鬼太郎の首に両腕を回すと、そのまま自分へと引き寄せた。
「大丈夫。あたしは鬼太郎の傍にいるよ・・・・。あたしは鬼太郎だけのものだよ?」
「ネコ娘・・・・・っ!」
耳元で囁かれる愛の言葉。
鬼太郎の胸は高鳴った。
幸せという感情が体中を駆け巡っていた。
しかし、次の瞬間鬼太郎の理性はどこかへ消えることになる。
「だからね・・・・、あたしを鬼太郎でいっぱいにして・・・?」
あまりにも甘いおねだり。
我慢の限界はあっという間に過ぎてしまった。
すぐ様ズボンと下着を一緒の脱ぎ捨て、ネコ娘の下着も取り去る。
そのとき目の端に見えた銀色の糸は、もう十分すぎるほど鬼太郎を受け入れる準備ができているという証だ。
「ネコ娘、僕もう・・・・。」
「うん・・・・、きたろぉ、して・・・・。」
ネコ娘は両手を広げ、恥ずかしそうに微笑みながら鬼太郎を迎える。
鬼太郎はネコ娘に覆いかぶさり、足を開かせる。
そして自身の先端を、ネコ娘の蜜で溢れヒクヒクと震える花壷へと宛がう。
そのまま少しだけ腰を前に動かせば、くちゅりと音がしてそのままなんの抵抗もなく中へと差し込まれていく。
「んにゃぁぁぁんっっ・・・・!!!
「くぅっ・・・・!!」
布団に滴るほど溢れた蜜の中をぷちゅっという音と共に進んでいけば、
その狭く熱い内壁が鬼太郎自身を締め付ける。
「はぁっっ・・・・!!」
あまりの気持ちよさに鬼太郎は動けずにいた。
しかしそれも一瞬のこと。
激しく奥まで突いて、思い切り哭かせたいという衝動が鬼太郎の腰を動かす。
一旦腰を引き、今度は前にゆっくりと、奥まで沈める。
「にゃはぁぁぁんっ!!」
ネコ娘は焦らされるとより感度がよくなることを知っている鬼太郎は、
焦らずゆっくりゆっくり、しかし必ず奥に当たるように出し入れする。
「あっあっ・・・ああぁん・・・・にゃぁぁん・・・・。」
ネコ娘の甘い声に混じって、出し入れする度にじゅぶっという濃い水音が響く。
直接の刺激とネコ娘の甘い声、そして二人が繋がっていることを証明する水音。
いつ達してもおかしくない。
「あぁぁっ・・・・!!ネコ娘ぇ・・・・っ。」
「んにゃぁぁぁんっ・・・きた・・・ろぉ・・・・。
鬼太郎のが・・・すごく熱くて・・・・変に・・・・なっちゃいそぉ・・・・。」
「はぁっ・・・・僕も・・・・すごく・・・・っ、
ネコ娘の中・・・・すごく熱くて・・・・あぁ・・・っ。」
鬼太郎が感じている。
そう思うとネコ娘の膣がきゅうっと締まる、
「くあっっ!!!」
ただでさえ爆発寸前のところに更なる刺激を与えられて、鬼太郎はもう我慢が利かなかった。
「はっ・・・・ネコ娘・・・僕・・・もう・・・・っ!!」
そう言い終わらないうちに、鬼太郎はネコ娘の両足を自分の肩にかけ、
激しく腰を動かし始める。
「あっ!!あはぁぁぁぁん!!!やっ・・・あぁぁっっ!!
き・・・たろっ・・・んんっ・・・にゃぁぁんっ!!」
パンパンと音が鳴るほど激しく、一番奥まで出し入れする。
「はっはっ・・・・ネ・・・・ネコ娘・・・・っっ!!もう・・・・っっ!!」
「あぁぁん!!きたろぉ・・・・っ、ぅにゃぁぁんっ!!」
熱く腫れあがった自身が一際大きく膨らみ、ネコ娘の一番奥で止まると更に熱い精液が放たれる。
「くぅっっ・・・・!!!」
「ぅにゃぁぁぁ・・・・・ん・・・・。」
ビクビクと震えながら、最後の一滴までネコ娘に注ぐと、
鬼太郎はそのままネコ娘に覆い被さる。
ネコ娘はそれを受け止め、両腕を首に回した。
そのまま目を閉じれば、煩く鼓動していた鬼太郎の心臓が落ち着きを取り戻しつつあるのがわかる。
「鬼太郎・・・・・。」
「・・・・ん?」
「おでん・・・・、冷めちゃったかな・・・・。」
「・・・あ、忘れてた・・・。
じゃあさ、おでん食べたらもう一回するかい?」
「もぅ・・・・鬼太郎のばかぁ・・・・。
・・・・でも、好き。」
「ネコ娘・・・・。僕も、君が好きだよ・・・・。」
終